認知症

人の体のナゼとワケーーー認知症の本質  2015.3.12 有本 政治

一世代前と比較すると、認知症になる人の数が何倍にも増えています。
それも先進国に於いてその傾向が顕著であります。昔と比べて食料事情
も住環境も医療のレベルも格段に良くなっているのに、逆に認知症にな
る人が増加している現象は、何か文明の進歩と関係がありそうです。
極論すれば、原始社会に於いて、人はいつ命を狙われるかわからず、
今日の食料にもこと欠く状況の中で生きてきました。その状況の中で、
現状の把握や記憶を失う事は、即命に関わる問題であります。認知症な
どになってる場合ではないのです。常に神経を研ぎ澄まし、記憶を呼び
覚まし、思考をフル回転させる事で、命をつないでいたのです。

つまり認知症は未開の時代には存在せず、動物の世界では即、死を意味
しています。これから先、文明が進めば進むほど認知症になる人が増えて
いくとも言え、これは人間だけの症状と言ってもよいでしょう。(最近は
ペットの認知症が取りざたされていますが、これは例外になります)。
ならば認知症を予防するには”原始人に還る”事が求められますが、これ
は全く荒唐無稽な話になります。ただ上記の見解は認知症予防の大きな
ヒントを我々に与えてくれています。つまり生きるということは、多少
の不安やプレッシャー、ストレス、緊張感が必要であり、それが健康を
維持させる上で不可欠な要因になるという事です。この認識に基づいて
脳トレーニング等数々の取り組みが、すでになされています。

認知症予防には、上記の精神的な取り組みと同時に、肉体的な根拠と機序
を明確に認識する事が大切になります。文明社会で大きな社会問題となっ
ている認知症をどう捉え直すべきか、日本伝承医学的に考察していきます。
一番基本的で根源的な問題が忘れ去られているからです。

まずは現代医学的に見た認知症の原因と対策を簡単に解説します。
認知症とは、後天的な脳の器質的障害により、一旦正常に発達した知能
が不可逆的に低下した状態を言います。記憶障害や人格変化を伴った症
候群と定義され、単に老化によって起こる物忘れや物覚えが悪くなると
いう誰でもが起きる現象は含まれません。

認知症はアルツハイマー型認知症と脳血管性認知症に大別され、このふた
つと混合型で全体の8割を占めています。アルツハイマー型認知症とは、
いわゆる脳全体の容量が小さくなる、脳萎縮が特徴で、これによる認知
障害をいいます。脳の中にβアミロイドが沈着してしまうことが原因の
ひとつとも言われていますがはっきりとした原因はいまだに不明となっ
ています。

脳血管性認知症とは、脳血管の病変から起こり、脳梗塞や脳出血が原因で、
脳の血流が阻害され、血液の流れが途絶えた箇所の脳領域が機能低下して
いくために起こる認知障害として捉えられています。こちらは原因が
ある程度特定されていますが、脳梗塞や脳出血部位が改善しても、影響を
受けた部位が回復するに至るまでは難しい状況であります。世界の医学
界がその予防と回復に取り組んでいますが、これといった対策と成果は
遅々として進んでいないのが実態です。

日本伝承医学に於いては、現代医学的な部分的な捉え方や対象療法を離
れて、個別の要因には言及せず、認知症の背景と根源に存在する問題に
着眼し、独自の病因論を展開します。

結論的に言えば、アルツハイマー型認知症は、脳全体への血液供給不足
が慢性的に起こり、脳を養う事が出来なくなり、脳の容量を小さくしな
ければ、血液を脳全体に回せなくなったために、脳を萎縮せざるを得な
くなった状態をいいます。脳血管性認知症の原因とされている脳梗塞や
脳出血は、前記述と同様に脳の血液不足の結果として発生したものにな
ります。

日本伝承医学の病因論は、外傷的要因を除いて、病気や症状は単に局所
の問題だけではなく、まずその人の生命力や免疫力の低下が背景にあり、
直接的には全身の血液の循環、配分、質の乱れがあって起こっていると
捉えています。

生命力とは、分かりやすく言えば、赤ちゃんが細胞新生を繰り返し成長し
ていくように、生命の最小単位である細胞が次々新生される力を指します。
生きているとは全ての組織器官に於いてこの細胞新生が繰り返されるこ
とをいいます。これが止まる事が死を意味します。もっとマクロな観点
で言えば、立って歩いて動ける事です。生命力が低下すれば立ち上がれず、
寝たきりになっていきます。この観点から言えば、足腰の衰えは生命力
そのものの低下を意味します。具体的には膝の屈伸力を指し、階段の昇
り降りが辛くなったり、膝に痛みや違和感が出るようになると、自身の
生命力が衰えているということを自覚してください。

検査数値的指標は、低体温(36度5分まで体温を上げられない)の人があて
はまります。低体温は基礎代謝力が弱い証拠になります。女性に於いて
は、生理の周期が28日から30日の周期に入らない人。(2~3日早くな
っても遅れても本来それは良い状態とはいえません)生理の周期は体の
基本のリズムとなり、女性の健康の基本指標となります。この二つは生命
力を図る重大な指標になります。

免疫力とは簡単に言えば細菌やウイルスと闘う力です。具体的には血液
中の白血球が一番担っています。全体的に血液そのものであり、赤血球、
白血球、血小板が免疫の主力として働いています。その血液を作る力と
なるのが骨髄の造血作用です。つまり免疫力とは造血力と置き換えられ
ます。わかりやすくまとめれば、生命力とは細胞新生力であり、免疫力
とは造血力となります。この二つの力が低下すれば病気になり易くなる
のは当然であります。細胞新生と造血は、共に骨髄で行われており、骨
はまさに人体の骨幹であるのです。生命力と免疫力を高めるにはこの骨
髄機能を発現させる事が不可欠になります。日本伝承医学の治療はこれ
を発現できる技術を確立しています。

全身の血液の循環、配分、質とはどういう事かと言いますと、以下にな
ります。血液の循環とは、命の源である血液が全身くまなく巡ることを
言います。人体の全ての生理機能は血液の循環によって営まれています。
この血液の循環に一番関わっているのは心臓です。心臓のポンプ力が低
下すれば全身にくまなく血液を循環供給する事は出来なくなるのは当然
です。人間の場合、25歳頃をピークに生理機能が徐々に低下していき
ます。これは自然の理であり、特に50歳を過ぎるあたりから、加齢と
共に心臓のポンプ力は低下してきます。

これを補う対応が血液を流す力である血圧の役割です。血圧を可変させ
る事で心臓のポンプ力を助けているのです。故に加齢に伴い血圧は上昇
するように設定されています。生きて変化する体に変化対応するシス
テムを備えるのは、生物として命を全うする上で当たり前の準備機能
です。このように血圧という機能は可変する事で血液循環と供給を自動
コントロールしてくれているのです。故に現在採用されている平均血圧
という考え方は認識違いをしているのです。本来は、血圧は年齢プラス
90で可変するという考え方が適切な捉え方になります。つまり年齢が60
歳であれば血圧の上限が150を越えていても、これを降圧剤で下げてはな
らないのです。血圧を下げてしまったら、血液を流す力が弱まり全身
への血液の供給が遅くなってしまうのす。特に新鮮な血液を常に必要と
する脳に血液の循環供給不足が発生してしまうのです。

次に血液の配分とはどういう事かと言いますと、必要な個所に必要な量
の血液が配分できるかどうかになります。必要量の血液が集まらないと、
その場所の円滑な生理機能が営なめません。前述したように脳は常に大量
の新鮮な血液を必要とします。次に全身の血液の配分を乱す最大の要因
は肝臓の充血になります。肝臓は人体中、中身の詰まった最も大きな臓
器となります。この臓器が機能低下を起こすと、機能を元に戻すために
大量の血液を集めます。肝臓に充血と熱を発生させる事で機能回復を図
る対応を取るのです。必要な対応なのですが、一時的に体内の血液配分
を大きく乱します。

肝臓は沈黙の臓器と呼ばれ、機能低下して充血と熱が発生しても、他の
臓器と違い痛みや違和感という自覚症状は出にくいです。故にほとんど
が慢性に移行してしまいます。この肝臓という臓器は、脳や心臓と同様
に精神的ストレスと大きく関わる臓器で、人間の病気の隠れた本態と呼
べる存在です。脳への血液配分を乱す最大原因となるものです。

最後に、血液の質とはどういうことかと言いますと、通常は血液の成分
を表します。病院で行われている採血による血液検査が示すように、病
気の診断の有力な方法です。しかしここでは、赤血球や白血球、血小板
の数や血糖値、尿酸値などの細分化した成分の評価ではなく、血液の形
態を問題にします。特に血液中の98%を占める赤血球の形の異常と赤血球
同士の連鎖を問題にします。どうしてこれが問題になるかと言いますと、
赤血球の形が大きくなったり、赤血球同士が連鎖すると、毛細血管の内
径よりも大きくなり、毛細血管内の流れが遅くなったり、詰まりを生じ
させるからです。

この異常の発生は毛細血管だらけの人体内の血液の流れを著しく停滞さ
せます。全身の毛細血管の流れが遅くなるという事は、必要な時必要な
量の血液供給が出来ない事であり、全ての組織器官に機能低下を引き起
こします。さらに毛細血管内の流れの停滞は循環不全だけではなく、
毛細血管に熱を発生させ、貯留させます。発生した毛細血管の異常の熱
は様々な症状を生みます。皮膚の痒み、皮膚病、筋肉のだるさや痙攣を
起こし、痛風やリュウマチにも移行します。また一番血液の供給が必要
な脳に血液不足を引き起こします。人体内で多くの毛細血管網が支配し
ている脳においては、脳内の血流を停滞させ、血栓を生じさせる要因に
なってしまうのです。

この血液中の赤血球の形の異常や連鎖はどうして起こるかと言いますと、
その最大の要因は血液の熱変性になります。物性の変化の最大要因は熱
変性です。血液が熱を帯びる事で赤血球の形が膨張したり、赤血球同士
がくっついてしまうのです。この血液の熱はどうして発生するかと言い
ますと、全身の血液の熱を冷ます作用を担っている”苦い胆汁”の分泌が
滞るからです。「良薬口に苦し」と言われるように、漢方薬の主成分は
身体の炎症を鎮める作用のある苦味成分で作られています(漢方ではこれ
を「苦寒薬」と呼びます)。人体内に於いて苦寒薬の役割を担うのが、胆
嚢から分泌される苦い胆汁になります。これが全血液の熱を冷まし、一
定温度に保ち、各種炎症を鎮静させる作用を担っているのです。血液の
熱が冷める事で赤血球の形の異常や赤血球同士の連鎖が取れ、サラサラ
の血液を維持出来るのです。

以上の解説の中から、外傷を除くほとんどの病気や症状の背景には、そ
の人の生命力と免疫力の低下が存在し、全身の血液の「循環」「配分」
「質」の乱れが直接的な要因として大きく関わっている事が理解頂ける
と思います。

要約すれば、心臓のポンプ力が下がれば、血液の循環は悪くなり、脳へ
早く血液を送れません。中身の詰まった最大の臓器であります肝臓に血
液が大量に奪われれば、全身の血液の配分が狂い脳への血液が集められ
なくなります。赤血球の連鎖が発生すると、毛細血管の流れが詰まった
り、停滞する事で流れが遅くなり、脳へ血液を送りこむのが遅くなります。
と同時に脳内での毛細血管の流れを遅くしたり、血栓を生じさせます。
以上の条件が重なった場合には、脳への血液循環と血液供給不足は当然
脳の機能に大きな破綻を生じさせます。この状態の慢性化が、アルツハイ
マー型認知症と脳血管性認知症の両方を引き起こす原因となっているの
です。

上記のような状況に陥った場合、当然生きている体はこれを元に戻す
ような対応を取ります。命を繋ぐために一時的に必要な対応を実行しま
す。これは生物として生まれて、命を守る手段を幾重にも備えているの
は極めて自然な事です。まさに人智を越えた驚きの対応能力を発揮する
のです。

代表的な対応として、心臓のポンプ力を補うために、血液を流す力であ
る”血圧”を上昇させます。脳の栄養として必要な血糖(ブドウ糖)値を高
めます。血液の質を元に戻すために、一時的に尿酸値、コレステロール値、
脂質値等を高めます。さらに血液の流れを早くするために、柔らかい血
管を固くしたり、細くしたり、部分的に狭くする事で血管内の血液の流
れを速くする対応を取ります。また脳内に於いては、毛細血管をわざと
詰まらせる事で主要な血管のながれを確保する対応を講じます。

このように生きている体の起こす事は全て意味があり、その意味とは最
後の最後まで命を守る対応になります。脳の生理機能にマイナスになる
対応や早く死なせる方向に反応する事はあり得ないのです。この観点を
何処かに置き忘れたがために全て一方的に悪い反応として捉えられてし
まったのです。ここまでやるのかという正に人智を越えた対応を私達の
体は見せてくれるのです。しかし一時的に元に戻すための必要対応と言
う発想を持たない現代医療は、これらの全てを一方的に悪い反応として
捉え、封じ込める処置を取ってしまっているのです。

現代医療では血圧を下げ、血糖値を下げ、尿酸値、コレステロール値、
脂質値を下げ、血管を柔らかくし、血栓を溶かしてしまうのです。これ
らの処置は益々脳への血液循環と供給をさまたげ、血液の質を低下させ
る結果となります。さらに次なる対応を迫られ、ついには脳の容量を小
さくしたり、脳内に梗塞や血栓を作る事で、命を繋ぎ、脳の機能を最低
限守る対応へと移行せざるを得なくなります。これが認知症に於ける脳
萎縮や脳梗塞を引き起こしていくのです。

現に世界の医学界の一部に於いては、血圧の降下剤と血糖値を下げる薬
の両方の服用は、認知症のリスクを高めると実証報告し、警告を発しは
じめています。これは極めて当たり前の見解で、血液を流す力となる血
圧を下げては脳への血液供給を悪くし、脳の栄養として一番必要な血糖
(ブドウ糖)の値を低下させれば、脳が養えないのは自明の理であります。
その対応として脳の容量を小さく(萎縮)せざるを得なくなるのです。

このように認知症は、その人の生命力や免疫力の低下という背景を有し
全身の血液の循環、配分、質の乱れを引き金にして、脳への血液の循環
と供給の慢性的不足により起こっています。さらに一方的な症状の捉え
方の誤認から症状を封じ込める処置を講じたがために、もっと重篤な方
向に進むという機序の中から助長されていったのです。つまりは「医原
病」としての要素が加味された中で発症が増加されていったのです。

以上が認知症に対する日本伝承医学の見解であります。このように認知
症の本質を理解すれば、その対策は自ずと見えて来ます。治療の対象を
脳という局所だけに求めていては、永遠に本質的な解決には結びつきま
せん。脳に如何に血液を循環供給出来るかが、認知症の予防、歯止め、
改善のための絶対必要条件となるのです。
そのためには総合的な観点に立ち、低下した生命力や免疫力を高め、全
身の血液の循環、配分、質の乱れを元に戻す事が不可欠になります。

すでに解説しましたように生命力とは細胞新生力であり、免疫力とは
造血力に置き換えられます。細胞新生と造血は骨髄の中で行われていま
す。生命力と免疫力を高めるための一番効果的な方法は骨髄機能を発現
させる事になります。

日本伝承医学の治療の最大の特徴は、骨髄機能の発現出来る点にあります。
骨伝導と圧電作用を利用して一番効果的に速やかに骨髄機能を発現し、
細胞新生と造血を達成させます。結果の判定は、低体温が36度5分に戻る
事で確認出来ます。病の根底にある生命力と免疫力の低下は骨髄機能の
発現により引き上げる事が出来るのです。

次に病の直接的要因となっている全身の血液の循環、配分、質の乱れを
改善する必要があります。すでに解説してありますように全身の血液の
循環、配分、質を元に戻すためには、内臓の心臓と肝臓・胆嚢の働きを
回復させる事で可能になります。

日本伝承医学の治療は、五臓が中心の東洋医学と異なり、より集約化し
た肝臓と心臓を中心に、診断と治療が組み立てられています。心臓のポ
ンプ力を高める事で血液の循環を回復させ、肝臓の充血と熱を取り除く
事で全身の血液の配分を修正し、胆嚢の腫れと熱を取り除く事で胆汁の
分泌を促進させ、苦寒薬の作用により血液の熱を下げ、赤血球の連鎖を
防ぎ血液の質を改善する事が出来るのです。”肝心要”とは正にこの作用
を指していたのです。古代から伝承された心臓調整技法と肝臓胆嚢調整
技法により効果的に心臓、肝臓胆嚢機能を改善出来ます。

さらに日本伝承医学が全ての病気治しに採用している家庭療法としての、
頭と肝臓(胆嚢を含む)の氷冷却法が大きな効果を発揮します。頭(脳)と
肝臓(胆嚢も含む)は、人体内に於いて中身の詰まった一番大きな臓器で
あります。中身が詰まっているということは、内部に熱が蓄積しやすく、
また充血を起こし、血液を大量に集める臓器となります。特に脳内の最
深部に位置する”脳幹”は熱のこもりが起きやすい場所になります。

脳幹は別名”命の座”と呼ばれ、基本的な生命維持機能であります呼吸中枢、
心拍中枢、体温中枢、ホルモン中枢、性腺刺激ホルモン中枢、自律神経
中枢、感情中枢等をコントロールする指令を出す場所です。この場所へ
の熱のこもりはそれらの機能を大幅に低下させる要因となり、確実に生命
力を低下させる事になります。脳幹の上記の機能の低下は生命力のみな
らず当然免疫力の低下も意味します。

氷枕で後頭部を冷やし、アイスバックで額と首を冷やす事で脳幹の熱の
こもりを徐々に取り去る事が出来ます。これにより脳幹の本来の機能を
取り戻す事ができ、基本的な生命維持機能の改善が図れるのです。また
ひたいの冷却は前頭葉の働きを回復させ、やる気とプラス思考を引き出
す効果も持っています。

さらに脳内は毛細血管網が一番多く集まる場所のひとつになります。脳
血管性認知症の原因とされてる脳梗塞や脳血栓は、赤血球の連鎖により
毛細血管の内径より大きくなる事で停滞や詰まりを発生させ、これが
直接的要因となっています。また血液の流れが停滞したり詰まりを起こ
すと毛細血管そのものにも熱を帯びさせます。氷冷却法は赤血球連鎖の
原因となっている血液の熱と毛細血管の熱を同時に取る事が出来、認知
症のみならず、梗塞や血栓の改善と予防に直接関与出来るのです。

次に肝臓胆嚢の冷却法は、すでに解説してありますように、全身の血液
の配分を乱す最大の要因となる肝臓の充血と熱を取り除くために極めて
有効に作用します。さらに肝臓に内包されている形で存在する胆嚢も同
時に冷却出来ます。胆汁の分泌は胆嚢という袋が収縮する事で排出され、
胆管に流れ込みます。胆嚢が熱を持ち腫れてしまうと袋を収縮する作用
が落ちてしまい、必要な時必要な量の胆汁を分泌出来なくなります。
氷冷却で熱と腫れを取る事が合理的な改善法になるのです。

この氷冷却法は家庭で誰でも行え、長時間使用しても副作用のない優れ
た家庭療法です。認知症の改善、進行防止、予防法としての効果は極め
て高いものです。当院ではすでに20年以上の実績を有し、その効果の
程は充分に実証済みです。日本伝承医学の治療と併行しながら毎日励行
することで、進行を最小限に留め、初期の物忘れ段階ならば、記憶のよ
みがえりを実感出来ます。

氷冷却法と併行してやって頂くのが、1日20分~40分位の歩行になりま
す。(歩く時間は体調によって無理のないようにしてください)足は第
二の心臓と呼ばれるように、心臓に還る血液の循環を高め、心臓機能の
低下に歯止めをかける事が出来ます。その他、睡眠や食事等自らの生活
習慣を見直し、問題のある分野に関しての自助努力はいうに及びません。
他力本願ではなにも成就出来ないことは肝に銘じるべきでありましょう。

認知症の改善、進行防止、予防には、まず認知症の根拠と機序をこのよ
うに認識され、認知症の本質を理解する事が肝要であります。そして自
助努力とこのような統合的な取り組みの中から改善していくことが必要
です。

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