難聴

人の体のナゼとワケ~難聴を捉え直す                    2015.4.24 有本  政治

「年をとれば、目や耳が衰えるのは自然な事ですよ」「足腰が衰えるのは、動作を
ゆっくりしなさいと言う事ですよ」と昔の人は、老いを素直に受け入れていました。
しかし昨今は、こう言った身体観が少なくなってしまいました。耳が遠くなってくると、
「これ以上悪くなったらどうしよう」という不安に思われるかもしれません。しかし
生きている体の為せることは、意味のない事はしません。寸分の狂いも無く、命を
つないでいます。耳が遠くなったり、耳が聞こえなくなるにも人智を超えた深い理
由があるのです。難聴の本質を知る事で正しい対処法が見つかり、不安の解決
につながります。特に頭部にある目や耳は、精神的不安から視力低下、聴力低
下の進行を早めてしまう事が多い故に、本質を知る事が大切です。以上の疾病観
に立って、難聴を捉え直してみます。まず現代医学的な所見と対処法を説明して
いきます。難聴とは、「耳が聞こえなくなる」病気ではなく、「耳が聞こえにくくなる
病気」となります。大方の難聴症状は、耳自体や体に何らかの異常が見つかる訳
ではありません。分類すると以下になります。

機能的な分類として
⑴感音性難聴ーーーー内耳に障害がある。多人数での会話が出来にくい。
⑵伝音性難聴ーーーー外耳や中耳に障害がある。声を大きくすれば聴きとれる。
⑶混合性難聴ーーーー上記二つの混合型。

特性的分類として
⑴老人性難聴ーーーー加齢によりおこる感音難聴。内耳機能減退、中枢機能減                                                            退による。
⑵突発性難聴ーーーー突然に、片側が聞こえなくなる。原因不明。
⑶神経性難聴ーーーー聴神経の障害による。
以上になります。対処法としては、薬物療法と手術、補聴器の装着、あるいは心
理療法も行われます。ただ難聴の特効薬は無く、症状に応じてステロイド剤、利
尿剤といった対症療法がほとんどになります。しかし効果はあまり期待できない
のが現状です。(手術も同様です)。

以上が現代医学的な所見と対処法になります。これらの所見を見てみますと、難
聴の根本的な原因は、はっきりつかめていないのが実状です。原因が特定出来
ないが故に、薬物も手術も功を奏することができず、再発や悪化につながってい
ます。つまり難聴は耳だけの局所的な問題ではなく、脳との関係、体全体との関
連の中から根本原因を探る必要があるのです。

次に日本伝承医学の疾病観に基づいて、その本質を解説致します。冒頭にも述べ
てありますように、本人にとっては不自由な事であっても、体の起こす反応は意味の
ない事はしません。体を悪くなる方向に向かわせたり、ましてや命を縮める反応は
起こしません。命ある生き物は、最後の最後まで何かを元に戻し、修復するように
対応し、命を守り抜くように働くからです。

難聴の意味とは、耳を聴こえにくくする事で、耳から入る音の刺激を制限し、脳へ
の刺激を最小限にとどめるために対応している姿になります。何故脳への刺激を
制限しなければならないかと言うと、すでに脳内に、熱のこもりと脳圧の上昇が存
在し、これ以上脳に刺激が入り脳圧の上昇が起こると、脳の血管障害(脳溢血、
脳梗塞、クモ膜下出血等)に進行していくおそれがあるからです。これを回避する
ために、わざと耳を聞こえにくくして、音の刺激を制限し、脳の興奮と刺激を抑え、
脳の熱のこもりと脳圧が限度以上に高くならないようにしてくれているのです。つま
り命を守る必要な対応をしているのです。これが難聴の本質になります。(精神疾患
の患者さんが音の刺激に敏感になり、これを避けるために耳を塞ぐのも、脳への
余計な刺激を軽減するための対応のひとつであります)。

また同様の対応の仕方として、目の白内障があります。目の水晶体を濁らせる事
で、入る光を制限して脳への刺激を回避し、難聴と同じように脳圧の上昇を抑える
働きをしているのです。体はこのように修復能力と段階的な対応手段を備え、私た
ちの命を守ってくれているのです。
以上が難聴の本質になります。故にこの本質を知らず、安易に薬や手術、補聴器
の装着で聴こえを良くしては本末転倒になります。体は必要な対応で発生させて
いるものですから、これを封じ込めても、再発してしまいます。必要な対応で音を制
限しているものを、聞こえやすくするという事は、音の刺激が脳を興奮させ、脳圧を
上げる要因として作用します。これは脳の血管障害(脳溢血、脳梗塞、クモ膜下出
血等)を引き起こす危険度を高める事になるのです。ただ耳が聞こえにくい事は
仕事や生活をしていく上で支障をきたすこともありますので補聴器の使用は、臨機
応変に使用することも必要な場合もあるかと考えます。

それではどうすればいいのか、難聴の予防と改善方法を説明していきます。 それ
はこれまで解説してあります難聴の根拠と機序の中から見い出すことができます。
耳を遠くする目的が、音を制限して脳への刺激と興奮を抑え、脳の熱のこもりと
脳圧の上昇を避ける対応ということです。つまり、脳内の熱のこもりを除去し、脳
圧を下げていけば、音を制限する必要がなくなるということです。
それには脳内の熱のこもりと脳圧の上昇は、どういう機序で体に発生するのかを
知る必要があります。これは体全体の問題として捉えていかないと答えは出ません。
それは脳への血液供給不足(脳の虚血)と、全身及び脳内の毛細血管内の血液の
停滞と詰まりに起因してます。

では脳の虚血は、どうして起こるかと言うと、これは全身の血液の循環、配分、質
(赤血球の連鎖による、ドロドロベトベト状態を指す)の乱れによって引き起こされ
ます。次に全身及び脳内の毛細血管内の血液の停滞と詰まりは、何によるかとい
うと、血液の質の低下になります。これは上記してあるように、赤血球の連鎖(ドロ
ドロベトベト状態)により、赤血球の塊(かたまり)が肥大し、毛細血管の内径より
大きくなってしまうために流れが停滞したり、詰まりを起こすことに起因します。
全身の血液の循環、配分、質の乱れと全身及び脳内の毛細血管内の血流の停
滞と詰まりがどうして脳の虚血を生むのかと言うと、それは以下の理由になります。

血液の循環に一番関与しているのは心臓になります。心臓のポンプ力が弱まる事
で、脳への血液が巡りにくくなり、脳への血液供給不足が起こります。次に全身の
血液の配分に関与するのは、内臓の肝臓になります。肝臓はレバーと呼ばれるよ
うに血の固まったような大きな臓器になります。肝臓の機能が低下すると、これを
元に戻す対応として、肝臓に大量の血液を集め、熱も発生させて機能回復を図り
ます。体は、中身の詰まった血の塊のような大きな肝臓に大量の血液を奪われる
事で、全身の血液の配分が乱れ、脳に虚血状態(血液が足りない状態)が起こる
のです。

そして血液の質(赤血球の連鎖)に関わるのは、胆嚢(たんのう)になります。”肝
胆相照らす”(かんたんあいてらす)の言葉通り、肝臓と胆嚢は密接な関係になりま
す。肝臓が弱れば胆嚢も機能低下します。肝臓で作られた胆汁は、胆嚢という袋
に集められ、濃度を濃くして極めて苦い物質になります。この苦い胆汁は、苦い
成分により体内の炎症を鎮め、血液の熱を冷ます作用を担っています。胆嚢が
弱るとこれを回復させる対応として、血液を集め熱を発生させます。熱が発生す
る事で、胆嚢という袋が腫れる事になり、収縮力を低下させます。これにより胆汁
の分泌が著しく低下します。この胆汁の分泌低下が血液に熱を持たせる事になる
のです。熱を帯びた血液は熱変性により赤血球の連鎖を発生させたのです。
これがドロドロベトベトの血液の根本原因です。これにより全身及び脳内の毛細血
管に停滞と詰まりを起こす結果となってしまったのです。血液の質の乱れと全身及び
脳内の毛細血管内の血流の停滞と詰まりは、胆嚢の機能低下に起因していたのです。
これが脳の虚血と脳圧の上昇をもたらします。

以上が脳の虚血と脳内の毛細血管内の血流停滞と詰まりの原因です。その結果、
脳への血液供給が不足すると、少ない血液を脳内に早く巡らせる対応として、脳圧
を上昇させるのです。また脳内の毛細血管の停滞と詰まりを流すためにも脳圧を
高くするのです。これが脳圧上昇の機序になります。脳圧が高い状態の持続は、
脳に熱を発生させ、脳内に熱をこもらせる要因となるのです。ここまで解明出来れば、
どうすれば難聴の進行を食い止め、改善と予防につながるかが見えてきます。答えは
難聴の直接的要因となっている脳圧の上昇と熱のこもりを除去する事です。その
ためには、全身の血液の循環、配分、質の乱れを整えていく事が不可欠になります。

また、体というものはその部位だけで働くのではなく、血液の循環、配分、質の他に
各内臓とも大きく関わってきます。「腎は耳に開竅する」(じんはみみにかいきょうする)
というように、耳に表れる症状は特に腎臓との関わりが深く、腎と耳は相似象の関係
にあります。つまり腎機能が低下すると耳に支障をきたし難聴になりやすくなります。
さらに難聴を引き起こす背景には、生命力の衰えと免疫力の低下が存在します。
病気や症状を改善していくためには、このようにその部位だけをみていくのではなく
体全体や内臓との関連の中からみていくようにしていかなければなりません。

生命力とは具体的には細胞を新生する力、すなわち細胞新生力に置き換えられ
ます。免疫力とは命の源(みなもと)である血液を造り出す力、すなわち造血力の
ことを言います。この細胞新生と造血は、共に体の骨髄で行なわれています。生
命力と免疫力を高める方法は具体的には骨髄の機能を発現する事で成し遂げら
れます。この骨髄の機能を発現する事を目的に構築されているのが日本の土地
に古来から伝授されてきた日本伝承医学の治療技術になります。

日本伝承医学の治療では、心臓、肝臓(胆嚢)、そして腎臓機能をも高め、病気や
症状の背景にあるその人自身の生命力や免疫力を高めていきます。また直接的要
因となっている全身の血液の循環、配分、質(赤血球の連鎖)の乱れを同時に改善
していきます。血液の循環、配分、質に関与しているのは肝臓(胆嚢を含む)と心臓
になります。また直接的な操法として、脳圧をさげる操法と脳の熱のこもりを除去する
操法、耳の操法も使用します。

さらに家庭療法として推奨している頭と肝臓(胆嚢を含む)の氷冷却法は、脳圧と
熱のこもりをとり、肝臓の充血をとり去り、胆嚢の腫れをひかせる事が出来ます。これ
により血液の配分を正し、血液の質(赤血球の連鎖)を元に戻す作用を助けます。
まさに生命力や免疫力を高め、全身の血液の循環、配分、質の乱れを整えるには、
最善な治療法となります。このような方法により脳圧の上昇と脳内の熱のこもりが平常
に戻れば、聴力を落とす必要がなくなり、自然に聴力は戻っていきます。以上が日本
伝承医学の考え方と治療法になります。

 

人の体のナゼとワケ~続難聴と突発性難聴の原因

難聴の本質は、「難聴を捉え直す」の方に解説してあります。難聴の一種である
突発性難聴も、その根拠と機序は基本的には同じです。つまり耳に入る音を制限
する事で、脳への刺激と興奮を抑え、脳圧の上昇を回避して、脳血管障害になる
事を防ぐ命を守る対応になります。難聴の背景には、生命力や免疫力の低下が
あります。そして全身の血液の循環、配分、質の乱れが、脳に虚血と毛細血管の
詰まりを引き起こし、その血液を流す対応として脳圧を上昇させた事が原因になっ
ています。脳圧の上昇から脳血管障害になるのを回避するために脳への刺激と
なる音を制限していくのです。難聴は、老人性難聴に代表されるように、時間的経
過をたどり徐々に進行していきますが、突発性難聴は、言葉の通り、突然に年齢を
問わず若年層でも発症します。その理由を以下に解説していきます。

まず現代医学の所見を見ていきます。突然に発生する突発性難聴は通常片耳に
発症する事が多いのですが、まれに両耳に同時に発生する事もあります。また、
耳鳴りやめまいが難聴の発生と前後して生じることがあります(めまいには吐き気や
嘔吐を伴う事があります)。難聴の原因に関しては中耳、内耳、蝸牛(かぎゅう)等の
障害があげられますが、突発性難聴に関しては原因が究明できていません。耳や
脳のあらゆる検査をしてもほとんど異常は見つからないのです。その為、メニエル
氏病を疑われたり、精神疾患として扱われる事もあります。発症から1ヶ月を過ぎた
場合には、予後は極めて悪くなり、著しい改善が望めなくなります。聴力が劣り、
めまいを伴っている場合は、予後がさらに悪くなります。

原因がわからないという事は、はっきりとした治療手段がないという事になりますが、
副腎皮質ステロイド薬、循環改善薬、ビタミン剤などの多剤併用療法が行なわれ
ているのが実状になります。しかし成果は低く、ステロイド剤による免疫力の低下
が他の重篤な症状を引き起こしてしまう場合もあります。現代医学的には明確な処
置法が無いのが現状です。正の対応と言う視点を持たない現代医学においては、
明確な原因が究明できないのです。
ここからは日本伝承医学の疾病観に基づいて、その本質をみていきます。

すでに難聴の基本的な根拠と機序は述べてありますが、突発性難聴は、より精神
的な要因が大きい疾患になります。強い精神的ストレスの持続や強いプレッシャー
(精神的な圧力や重圧)により、脳に熱を発生させ、脳圧を高め、これ以上の刺激
が脳に加わると、脳内の神経が切れたり、脳圧の一気の高まりで、脳の血管に障
害が生じるのを防ぐ対応になります。脳は強い光や音、極度の精神的圧力や重圧
を受けると異常をきたしてしまうのです。それだけ敏感で繊細な部位になります。
つまり心身共に、体がこれ以上もう刺激を受けたくないという、耳をふさがざるを得
ない状況に、追い込まれてしまったという事です。体は、わざと耳を聞こえなくして、
脳への刺激を制限して、脳の神経や血管を守り、命を守ろうとするのです。これは
生命力の偉大さを示す一例であり、また精神作用が体に与える影響の大きさを示
しています(世間でよく、強い精神的プレッシャーによって、一夜にして白髪になると
云われますが、極度の精神的ストレスはこのような現象を引き起こしていくのです)。
突発性難聴はまさに人智を超えた対応の姿とも言えます。

では何故精神的ストレスの持続やプレッシャーが、脳圧を上昇させ、脳内に熱を
発生させるのかを説明していきます。一般的に、例えばテレビやゲームを真剣に
集中して長時間やり続けると、目が疲労し脳に熱を持ちます。感情の興奮が続け
ば、カッカして頭に熱を持ちます。これらは脳を常に刺激するからです。これと同
様に、精神的ストレスや極度のプレッシャーは、常にその事が頭から離れず、脳
を刺激し続けます。神経が休まらず常に興奮状態に置かれるのです。これにより
脳に熱が発生します。持続する事で、脳の熱は次第に蓄積していきます。
また脳が作動し続けるという事は、血液を大量に消費する事になります。脳内の神
経伝達物質や脳内ホルモンも大量に使用します。脳は通常でも血液を大量に
消費する場所になります。常に新鮮な血液が供給されなければならない器官なの
です。これが休む間も無く作動するという事は、大量の血液を常時脳に供給し続け
なければなりません。

この状態の持続は、血液を循環させるポンプの役割を担う心臓に負担をかけ、
心臓に機能低下を起こします。血液循環のための心臓のポンプ作用が落ちると
いう事は、体の上部に位置する脳への血液の供給に不足が生じるのです。さらに
脳内の神経伝達物質や脳内ホルモンを大量に消費するという事は、これらの物質
にも不足が生じます。これらの物質の多くは肝臓で作られ、脳で消費され、また肝臓
に還って分解されます。この過程が長期に及ぶと肝臓に負担をかけることになり
肝臓の機能低下をまねきます。肝臓に機能低下が起きると、体は肝臓に血液を
集め、充血と熱を発生させる事で機能回復を図ろうとします。血の塊のような大き
な臓器である肝臓に大量の血液が集まると、全身の血液の配分が乱れ、脳へ送
りこむ血液の量が少なくなり、脳に虚血状態(血液が足りない状態)が起きてしま
います。

さらに肝臓機能の低下は、内包する胆嚢(たんのう)の機能をも低下させます。胆
嚢も肝臓と同様に機能を元に戻す対応として、胆嚢を充血させ、熱を発生させます。
胆嚢が腫れる事で、袋を収縮して胆汁を出す作用が出来にくくなるのです。これに
より胆汁の分泌不足を起こします。胆汁は極めて苦い物質で、この苦い成分が体
の炎症を鎮め、血液の熱を冷ます働きをしています。この働きが出来なくなると、
血液が熱を持ち、熱変性によって赤血球のくっ付きが起こるのです。血液がドロ
ドロでベタベタ(赤血球の連鎖)になります。赤血球の連鎖により、赤血球の塊が
毛細血管の内径より大きくなります。これが全身及び脳内の毛細血管の血流を
著しく停滞させたり、詰まらせたりさせるのです。

全身の毛細血管の血流の停滞と詰まりは、全身の血液の循環を遅らせ、血液を
早く脳に供給出来なくなります。これも脳に虚血をもたらします。さらに脳内におい
ても、脳の毛細血管に停滞と詰まりが生起されます。さらに脳の毛細血管の停滞
と詰まりを流す対応として脳圧を上昇させます。圧力の上昇は熱を生み、脳内に
熱を蓄積させます。以上の経過の中で、脳内の熱は蓄積されていきます。
さらに脳の血液の不足は、少ない血液を早く脳内に巡らせる対応として、脳の圧
力を高めて血液を流そうとします。これが脳圧の上昇の根本原因になります。
以上が、精神的ストレスの持続とプレッシャーが脳圧の上昇と脳内の熱のこもり
を起こす根拠と機序になります。この脳圧の上昇と熱のこもりが危険域の限度に
に達し、これ以上の刺激が脳に加わると、脳の神経が切れたり、脳血管障害に
進行する危険がある場合に、脳圧の高い側の耳をふさぐ事で音の刺激と興奮を
遮断します。この状態が突発性難聴であります。

このように、突発性難聴は年齢や性別に関係なく、精神的ストレスの持続や極度
のプレッシャーにより、脳圧や脳内の熱が限度を越えようとした時に、命を守る
対応として発症していきます。故にこの根拠と機序を認識せずして、安易に耳を聞
こえるようにしてはならないのです。脳の神経が切れたり、脳血管障害(脳溢血、
クモ膜下出血、脳梗塞等)を引き起こす事につながるからです。局所的な方法で
耳を聞こえるようにし、一時的に良くなったと思っても、また再発してしまいます。
ではどうすればこの突発性難聴を改善に向かわせる事が出来るのか解説します。

それはこれまで解説した突発性難聴の根拠と機序の中に見いだす事が出来ます。
音を遮断しなければならなくなったのは、危険域にある脳圧の上昇と脳内の熱の
こもりがあるからです。これを速やかに減退させる事が必要です。そのためには
脳圧の上昇と熱のこもりの要因になっている、脳の虚血と全身及び脳の毛細血管
の停滞、詰まりを取り除かなくてはなりません。
その真の原因は、上述してあるように精神的ストレスの持続と強いプレッシャーに
あるのですが、これはすぐに取り除く事は出来ません。しかしこれらから受ける体
への影響を最小限に抑え、機能低下した臓器を回復させる事で、脳圧の上昇と
熱のこもりを減退させる事は充分可能です。

そのためには、すでに解説してあるように、肝臓、胆嚢と心臓の機能を正常に戻す
必要があります。そして直接的に脳の熱のこもりを除去することも必要です。
具体的には、”肝心要”(肝臓と心臓)の治療と頭と肝臓の氷冷却法が著効をしめ
します。肝臓(胆嚢を含む)と心臓は、全身の血液の循環、配分、質(赤血球の連鎖)
の安定に一番関与しています。また耳に表れる症状は、腎臓機能とも関わっています。
体の症状や病気はこのようにその部位だけで発症しているのではなく、内臓や血液の
状態とも密接に関わっているのです。

日本伝承医学は、難聴を改善していくことができる治療法になります。それは日本
伝承医学の治療が、他の療法と異なり骨髄機能を発現させる事を目的に構築され
ているからです。人体の骨髄はその中に存在する骨髄造血幹細胞によって、細胞
新生と造血が行われています。細胞新生は生命力の元であり、造血は新鮮な血液
を生み出す元であり、言い換えれば免疫力になります。骨髄機能を発現させる事で、
病気や症状の根源に存在する生命力や免疫力の低下を高める事が出来るからです。

突発性難聴は突発的な疾患ですが背景には生命力や免疫力の低下が存在しま
す。日本伝承医学の治療によりこのふたつの力を高めていくことができます。
そして日本伝承医学のもう一つの特徴は、肝心要(肝臓と心臓)の治療を中心に構成
されているということです。さらに家庭療法として推奨している氷を使用した頭と肝臓の
冷却法で、直接的に脳内の熱のこもりを速やかに除去し、肝臓胆嚢の充血と腫れを
回復させることがきます。さらに、耳の周囲や耳の後ろ、額や首の気持ち良いと自分で
感じる箇所を冷却する事で、耳の中の熱のこもりと内圧を取り去り、脳内の熱のこもりと
脳圧の上昇を除去します。氷を使用した冷却法は長時間使用しても副作用の心配
はありませんが、気持ち良い箇所を見つけるようにしていきます。
突発性難聴の本質をこのように認識し正しい対処法を選択して頂きたいと思います。

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