肝臓をとらえなおす

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肝臓をとらえ直す                                                                                   2004.  有本 政治

一億総肝機能低下の時代と、私は考えています。肝臓の 病名はつかなくても、健康診断の血液検査で、肝機能の低 下を指摘される人は、相当の数に達しています。また目の 異常、頭痛、めまい等の症状を持つ人もたくさんいます。 実は、これらの症状のすべては、肝機能の低下と深く関わ っているのです。現代社会は、複雑な人間関係、人々の価値観の多様化と あいまってストレス過多の時代を作り出しています。精神 的緊張の持続、心労は、ストレスを生み、精神のみでなく、 私たちの肉体(生理機能)をむしばんでいます。精神的スト レスが身体に影響をいちばん及ぼす場所が、実は肝臓なの です。精神的ストレスが肝臓を充血させ、内熱を発生させ、 肝臓の機能を低下させているのです。肝臓は“沈黙の臓器”とよばれるように、他の臓器と比 べて痛みや違和感という自覚症状の少ない内臓になります。しかし、生物としての人体が命を存続させるために、内部 の異常を警告サインとして出さないはずはなく、人体の様 々な個所に必ず肝機能低下のサインは発せられています。

肝機能低下の警告サインとしてまず、わかりやすい場所 は背中の右側に筋肉の“張り”や“凝り”があらわれてき ます。これが発展すると、腰痛や背中の痛みとしてあらわ れてきます。身体の右側に痛み、こりの反応がでるのが特 徴となります。 病気というものは、突然発生するものではありません。 何年も前から警告サインとしての、こり、痛み、しびれ、 まひという症状を身体各部に発生させていくのです。この ように肝臓の警告サインは段階的にさまざまな症状として 身体各部にあらわれてきます。これらの関連性を見事に解明してくれているのが漢方医 学になります。何千年という体験的事実の集積の中から、 肝臓と身体各部との関連性を教えてくれています。古典の 中に「肝は目に開きょうする」「頭痛、めまいは肝に属す」 「人は臥(が)すれば、血、肝に帰す」とあるように、すべ ての目の症状の本体は肝臓機能低下に起因します。頭痛・ めまいは肝臓の充血・炎症により、全身の血液の配分を乱 し、脳の虚血状態を作ることで発生しています。

夜、肝臓に血液の返りが悪くなると神経の興奮がおさ まらず、不眠、多夢、寝起き寝つきが悪くなり、これか ら発展して、不眠症、自律神経失調症、精神疾患(ノイロ ーゼ、うつ病等)へと移行していきます。 肝臓の機能低下は、このように体にさまざまな症状を引き 起こしていきます。肝臓の充血・熱の発生は身体全体の血液の循環・配分・ 質を乱す最大の要因となります。胃に血液不足が起これば、 胃痛、神経性胃炎、胃けいれん、胃潰瘍を発生させ、小腸 に起これば十二指腸潰瘍、大腸に影響すれば腹痛、過敏性 大腸炎等を起こします。また膵臓に影響を及ぼせば、血糖 値を上げていき、糖尿病に発展していきます。さらに肝臓 の解毒機能の低下により、毒素が分解できなくなることで、 じんましん、皮膚病、アトピーを発生させ、体外に肝臓の 熱と、体内毒素を排出しようと身体は働いていきます。 また肝臓に発生した熱は、上昇性を持ち、頭頂への熱の蓄 積を生み、頭頂部の脱毛の原因にもつながっていきます。 このように身体に生じる多くの症状は肝機能低下と関わっ ているのです。

肝臓本体の病気としては、肝臓肥大、脂肪肝、肝炎、肝 硬変、肝腫瘍等がありますが、肝臓だけが部分的に悪いと いう認識は改めなければなりません。病名がついた段階は、 肝臓のみならず、すべての臓器に影響が及んでいるのです。 肝臓の解毒機能の低下は、血液のろ過装置としての腎機能 を低下させ、血液の質の変化をもたらします。血液は常に 一定の成分・質に保つ必要から、元にもどす対応として、 一時的に血糖値を上昇させたり、尿酸値を高くしたり、コ レステロール値を高くしていきます。これを異常と考えず、 血液の質を元にもどすための正への対応の姿ととらえてい くことが重要な視点になります。このようにほとんどの病気の始まりは、精神的ストレス に起因した肝臓の充血・熱の発生が関わっているのです。 人体中大きな臓器である肝臓に血液がうばわれる結果、全 身の血液の循環・配分・質に異常が生じ、病発生の原因と なっているのです。肝臓の重要性を認識し、病発生の根拠 と機序に肝臓が大きく関わっていることを充分に理解して 頂きたいと思います。

日本伝承医学では、現代人の病発生の根拠と機序を「肝 臓」「脳」の充血、熱の発生に起因しているという基本認 識に元づき、全身の血液の循環、配分、質のバランスを整 える方法を構築しています。三指半、リモコン、心臓調整で人体の電気レベルを高め、 電気の流れを正常に戻し、瞬時に血液の循環、配分を変え ていきます。そして肝臓調整法として叩打法を用い、肝臓 の充血、熱を取り去っていきます。また肝臓と脳の冷却法 は、まさに病気発生の根拠と機序に即した家庭療法といえ るのです。

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